鹿児島県の離島に特化した観光PR動画「BIRD’S EYE VIEW OF KAGOSHIMA」が7月に公開され、話題を呼んでいる。
地方自治体が作る観光PR動画としては異例の再生回数を記録し、その映像が「美しすぎる」と話題を呼んだ前作「KAGOSHIMA Energetic Japan」に続く最新作。
鹿児島が誇る離島の魅力や多様性を伝えるべく、甑島(こしきしま)・種子島・屋久島・奄美大島・加計呂麻(かけろま)島・与論島を約4カ月かけてドローンで空撮した。高画質「4K」の映像により、「これまでにない視点から、鹿児島の離島のダイナミックな映像」を見ることができるようになっている。
8月にオープンした特設サイトは、「どのシーンがどの場所なのか知りたい」「映っている場所全部を旅行したい」といった声に応え、撮影ポイントを地図やテキストでまとめるなどして「旅行ガイド」としての要素も充実させた。海外観光客に向けて多言語に対応するほか、前作のサイトとリンクさせることで、「鹿児島をバーチャル旅行できるような構成」になっているという。
7月に先行公開されたダイジェストムービーには、「息を飲むような美しい自然」「This is so Amazing.. This is beautiful(とても素晴らしい。美しい)」「これぞドローンの正しい使い方」など国内外から多数のコメントが寄せられている。
県観光交流局かごしまPR課の西正智課長は「鹿児島が誇る離島の島々を、地元の人でも見たことのないアングルで撮影された映像になっている。両サイトで60本を超える4K動画を見ることができるので、ぜひアクセスしてみてほしい」と話す。「街頭ビジョンやSNSなどを活用して、本動画を国内外におけるPRに役立て、県産品の販売促進や地場産業の振興につなげていきたい」とも。