天文館の二官橋通り横、中央ビル地下1階グルメ街の「田中カレー」(鹿児島市山之口町、TEL 099-224-8881)が6月22日のオープン1周年を記念し、6日からコラボ企画を実施している。
昼時にはサラリーマンらで満席になるなど人気の同店。コラボ企画の第1弾として、天文館の「焼肉の和牛門」(千日町)とタッグを組んで「黒毛和牛丼カレー」(1,100円)の提供を始めた。甘辛く味付けした黒毛和牛が好評で、初日は完売したという。
13日からは第2弾として、同じ地下グルメ街で30年以上営業する老舗トンカツ店「味のとんかつ丸一」とコラボした「特製黒豚ロースカツカレー」(1,100円)を提供する。「頑固おやじ」な店主を「カレーで口説き落とした」と振り返る店主の田中圭介さん。もともと「賄い飯を交換する関係」だったといい、「念願かなってのコラボ」だと喜ぶ。子どものころから「丸一」のトンカツを食べてきたという常連客からは「『夢のコラボ』だと絶賛する声が絶えない」とも。
脱サラして約9年前に国分に店を構えた田中さん。そのこだわりは、じっくり煮込んだ野菜のうま味と廃鶏ガラでとったスープのコク、指定農場などから仕入れる黒豚など。「一つ一つの工程を大事に丁寧に作ること」を心掛ける。昨年の夏に提供し、今年も既に「提供はまだか」と心待ちにする客がいるという「ナスメンチカツカレー」など、「旬の野菜を使った季節限定メニューも楽しみにしていてもらいたい」と意気込む。「お客さまのびっくりする顔、喜ぶ顔が見たい」とも。
コラボメニューはいずれも1日15食限定、18時以降の夜間営業で提供する。第1弾は11日まで、第2弾は18日まで。1周年を迎える22日には、通常650円で提供している看板メニュー「メンチカツカレー」を500円で提供予定。なくなり次第終了。
営業時間は11時~21時。日曜・祝日定休。