県北西、東シナ海に位置する離島・甑島(こしきしま)で11月19日、漁師が「主役」の参加型イベント「KOSHIKI FISHERMANS FEST 2016(コシキフィッシャーマンズフェス)」が初めて行われる。
「甑島の豊かな海を次世代に」を合言葉に、「買う」「食べる」「学ぶ」などさまざまなコンテンツを楽しむことができる同イベント。「甑島の海や漁師の魅力を再発見し、島のファンになってもらおう」と、島内外の有志らが企画した。
会場は中甑港周辺、旧待合所を活用して今年4月にオープンした「コシキテラス」横の特設会場。漁師が島の新鮮な海の幸を特製グリルで焼いて提供する「浜焼き島ぐるり」を目玉に、県内外の飲食店と「島のおばちゃんたち」がコラボした「うみねこ食堂」、海産物の直売市「おさかなマルシェ」や、音楽ステージ「海とロック」、東北の若手漁師らと島の漁師による「島トーク」などを展開する。県内のデザイナー有志による「OSHIKAKEデザインかごしま」が漁師とペアを組んでデザインした大漁旗もお披露目予定。
実行委員会では、当日に向けたプレイベントを東京、福岡、天文館、薩摩川内市で行ってきたほか、島の暮らしや漁師の紹介、観光情報などをフェイスブックで紹介してきた。「漁師ではない私たちが、島の漁師さんと一緒にイベントを開催することで、豊かな海を次世代に引き継いでいくことを共に考え始めたい」との思いを込め、広く参加を呼び掛ける。
開催時間は昼の部=12時~16時、夜の部=18時~21時。入場無料。当日は日帰り参加もできるよう、フェリー・高速船発着の港から会場までの臨時バスも運行する。