鹿児島中央駅前「かごっまふるさと屋台村」(鹿児島市中央町)の第3期出店店舗が決定した。「地産地消」にこだわり、地元食材を使った料理や焼酎などが楽しめる同施設は、3年ごとに店舗の入れ替えを行っており、今回は2020年の営業終了までの最終期となる。
第1期からの継続店舗は、奄美郷土料理の「愛加那」、黒豚などの串揚げや網焼きを提供する「くろころや」、温泉水を使ったしゃぶしゃぶをメインとする「SATSUMA」、大隅産のうなぎを中心に県内各地の食材をそろえる「籠ノ島」など、計8店舗。第2期からは、桜島灰干しなどの「せいせん」、垂水市の食材をそろえる「港町食堂たるみず」や、黒豚スペアリブなどを提供する「まっぽし」が屋号を新たに「彩-irodori-」として出店するなど、計7店舗が継続するという。
新規出店店舗は10店舗で、南九州市の食材や知覧茶を使った料理の「かぶりつき」、姶良市の食材・豚のアゴ肉を中心とした「EBISU-TEI」などのほか、「鹿児島の豊富な食材に魅力を感じた」と、大阪や福岡などから出店する店舗もあるという。
「飲食店で働き始めた時から独立を目標にしてきた。ついに夢を実現させることができるのでうれしい」と話すのは、いちき串木野市のマグロ・地鶏・つけ揚げ(さつま揚げ)などを提供するという新規店舗「ツナバル」店主の峰元洋昌さん。屋号の由来は「つながる」と、「ツナ+スペインバル」を掛けたという。峰元さんは「これぞ屋台!というお店を目指したい。気軽に立ち寄れるようなラフさと、おいしい料理やお酒、人情味のある会話で、県内外のお客さまに喜んでもらえれば」と意気込む。
同施設は来年3月で第2期が終了、第3期は4月下旬グランドオープン予定。