焼酎メーカーの小正醸造(日置市日吉町日置、TEL 099-292-3535)が4月28日、ウイスキー製造所「嘉之助蒸溜所」(日置市日吉町神之川、TEL 099-201-7700)の一般公開を始めた。
限定発売のファーストボトル『KANOSUKE NEW POT』
ウイスキーができるまでの工程を各コーナーでパネルや製造釜を見ながら説明する同企画。造りたてウイスキーの試飲も行う。
同社のウイスキーは1957(昭和32)年、二代目社長の小正喜之助さんが日本初のたる熟成焼酎「メローコヅル」を作る工程で使ったたるを再利用して造る。
海外25カ国に焼酎を輸出しているという同社では昨年11月14日、二代目社長の「南九州地方でしか飲まれていない焼酎を全国に広めていきたい」との思いを引き継ぎ、四代目社長の小正芳嗣さんがウイスキーの製造に乗り出した。
小正さんは「全国でも焼酎を飲んでいただいているが次なる展開を考えていきたい。一般公開ではジュースなども用意してあるのでお酒を飲めない方やご家族連れでも気軽に来ていただきたい。蒸留所から見える景色や空間などを楽しんで過ごしていただければ」と話す。
会場では、ファーストボトル「KANOSUKE NEW POT(カノスケ・ニュー・ポット)」(2,700円)を3000本限定で販売する。
開催時間は10時~17時。4月28日~30日の3日間は入場無料(予約不要)。5月1日以降は入場料1,000円(要予約)。