鹿児島市のアートギャラリー「上町サロン白い蔵」(大竜町)で1月21日、画家・東慎一郎さんの個展「segments of flying pigeon#鳩」が始まった。
鹿児島県枕崎市の東さんは、平和を願って鳩の絵を描き続けるアーティストで、過去に世界10カ国を回りオーストラリアやインドにハトをモチーフにした壁画を制作している。2017年5月、「10カ国目」として沖縄県を選び、博愛病院(沖縄南風原町)の壁に高さ9メートル、幅7メートルの白いヒナギクをくわえたハトを描き上げた。花言葉は平和。
同展でもハトの絵を展示し、2階にはハトが飛翔する様子を36枚の連作で表現した版画や詩を展示する。
東さんは現在、ハトが羽ばたく様子を連続画として描いた7枚の絵を、旅先で出会った人に持ってもらい撮影した写真をつなげてアニメーションを制作するプロジェクトを進めている。「それぞれの人たちの胸の中にある平和への思いが国や人種を超えて世界中を飛び回ってほしい」という思いを込め、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を通じて支援を呼び掛けている。
開催時間は11時~17時。今月27日まで。