鹿児島の磯海水浴場(鹿児島市吉野町)で7月28日、「桜島・錦江湾横断遠泳大会」が開催される。今年で33回目。
戦前より学校対抗として鹿児島市民に親しまれていた同大会。観光業界関連若手有志によって鹿児島の夏と錦江湾を生かした観光促進イベントとして1987(昭和62)年8月2日に初めて開催された。2004(平成16)年、第18回大会の時には、いったん開催が中止されたが、鹿児島青年会議所が中心となり新たな実行委員会組織を立ち上げ、2005(平成17)年、第19回大会が復活開催された。
同大会では、120チーム(監督1人、選手4人、計5人)が出場する。桜島小池海岸をスタートし、磯海水浴場を目指し選手4人が7メートル四方内で泳ぎ、4.2キロを完泳した選手が同時に手をつないでゴールした時間を競泳時間とする。
地元ボランティアと各チームの交流を目的として、各チームに1人、前日の監督会議から大会当日の受付、競技終了までの案内役を務める「アテンダント」という係を設けている。
桜島・錦江湾横断遠泳大会実行委員会の日高好郎さんは「桜島から鹿児島市磯海水浴場まで横断することで、海岸沿いのコースとは違い、選手は大きな達成感を得ることができる」という。