鹿児島市平川町に「soup Cafe MUGI」(鹿児島市平川町)がオープンして間もなく2カ月がたつ。
スープ好きが高じて「鹿児島にはまだあまりないスープ専門店を開きたい」という思いがあった店主の萩原楓さん。「パンとの相性が良く、気持ちまで温かくなるスープ」をコンセプトに、独学でスープ作りに取り組んだという。知人のテナントオーナーから「出店できる空きスペースがある」との話をもらったことが縁で6月5日、オープンに至った。萩原さんはオーナーと共同で店内の壁のレンガ貼りや床のペンキ塗りなどを手掛けたという。
店舗面積は約23坪、カウンター2席、テーブル数6卓10席、座敷数1間4席だが、現在は新型コロナ対策で席数を減らして営業している。ナチュラル路線の店内は建物のテラス窓側に面し、自然光の明るさがある。「手作りの温もりが感じられる女性向けの穏やかな空間にしたかった」と萩原さん。
手作りスープのお薦めは、「優しい口当たり」だという「かぼちゃのスープ」と、創作したスタッフのニックネームが付いた「あげりーのミネストローネスープ」。このほか、「トマトスープ」「ミルクスープ」「野菜コンソメスープ」(以上400円)があり、いずれも「Aセット(パン、ドリンク付き)」(300円)、「Bセット(サラダ、パン、ドリンク付き)」(400円)を付けられる。ビーツを使った「さくらちゃんのピンクカレー」(800円)もお薦めだという(以上税別)。
人気のスイーツは、インスタ映えを意識した「青空ゼリーポンチ」(500円)で、青空をイメージしたソーダ味の水色ゼリーとオレンジ風味の青いゼリーに、雲をイメージしたクリームとナタデココを入れている。「このスイーツが目当てで訪れるお客さまも多い」と言う。
新型コロナ感染対策のため店内飲食は完全予約制(TEL 070-4696-5151)とし、1時間ごとの時間帯交代制となっており、16席の内の8席ほどを開放している。ほとんどの商品がテークアウト可能(「さくらちゃんのピンクカレー」は除く)。
同店では「猫と犬の譲渡会」と「Neco Neco One Oneマルシェ」(不定期の火曜)を同時開催しており、手作りの動物の雑貨などを販売している。MUGI(ムギ)の店名も、萩原さんが以前飼っていた犬の名にちなんで付けたという。
萩原さんは「目でも楽しんでもらえるメニュー作りがモットー。冷たいドリンクも取りそろえている。ぜひお越しいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~18時。火曜定休。