鹿児島徳洲会病院近くに魚介類を使ったスープのラーメン店「魚界ラーメン craftsman(クラフトマン)」(鹿児島市下荒田3)がオープンして間もなく3カ月がたつ。
コンセプトは「小さな小さなラーメン店」。店主は「ラーメンを思う存分に集中して味わってほしい」という思いから、あえて狭い物件を探したという。「隠れ家的な場所も含めて気に入った物件」が見つかり、7月14日、オープンに至った。客席面積は約3坪、カウンター6席のみで、回りに気を取られずにラーメンを楽しんでもらえるよう、1席ごとに天然木の仕切りを設置している。
スープのだしには全て海産物を使う。「豚骨とは違うあっさりとした、鹿児島では変わり種の魚介系ラーメンを地元に根付かせたい」と店主。店名の「魚界」も「海の世界」の味わいに由来する。
ラーメンは、チャーシュー、穂先メンマ、ネギ、スダチをトッピングし、粗びきコショウがかかった「魚界淡麗塩ラーメン」(750円)と、チャーシュー、穂先メンマ、三つ葉、ネギをトッピングし、魚粉がかかった「魚界淡麗醤油(しょうゆ)ラーメン」(800円)の2種類。
スープは数種類の魚介のだしをブレンドしており、麺は全粒粉を使い特注のちぢれが入った平打ち麺。チャーシューは低温調理で柔らかく仕上げた豚肩ロース、穂先メンマは「魚介だしがじわっと染みるあっさりしたスープ」に合うようしっかりとした味付けをしているという。
「シンプルにラーメンを味わってもらう店にしたかったので、ラーメンは2種類だけで、替え玉やライスの提供はしていない」が、注文時に「大盛り(麺1.5倍&チャーシュー1枚増し)」(150円)にできる。
「8月下旬からは体調を崩してしまい昼だけの営業だったが、閉店時刻を待たずに売り切れる日が多かったので感謝している。10月からは体調を踏まえて夜の営業も再開するので、ぜひ一度、魚界ラーメンの味を試してもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~14時30分、17時~20時(無くなり次第終了)。月曜・日曜定休。駐車場2台。