鹿児島・山形屋(鹿児島市金生町、TEL 099-227-6111)で9月6日、鹿児島県の24の市町村から76社を集めた「かごしまふるさと祭り」が始まった。会場は、1号館6階大催場、南催場、2号館1階中央玄関横イベント広場。初日から多くの来場者でにぎわっている。
九州新幹線全線開業を控えた2009年、県特産品協会(名山町)が創立20周年を記念して、「全国に鹿児島の個性豊かで魅力的な特産品を知ってもらうために、まず地元の方々に知ってもらうことから始めよう」と開催したもので、今年で3回目。
今回の目玉となる奄美群島コーナーでは、「大島紬(つむぎ)」を利用した工芸品、ハブ酒、サトウキビ酢各種、話題の「海ぶどう」(800円)や「黒糖ショコラ」(840円)を扱うブースなどに列ができている。そのほか、キビナゴ、シラスなどの海産物をはじめ、「黒豚なんこつ黒もっちバーガー」(380円)、白インゲンとさつまイモのあんがつまった「たいやき」(168円)も人気を集める。
和菓子・創作洋菓子店として知られる「森三(NORIZO)」(霧島市)の「しろくまロール」(1,400円)も人気の商品。夏の風物詩として今や全国区となった、かき氷の「しろくま」をイメージしたロールケーキだ。練乳風味のクリームを真っ白な生地で巻き、パッションフルーツなどの果物をふんだんにトッピングした。「季節感を大切にした新作商品で、多くのお客さまに喜んでもらっている」と販売担当の松山康波さん。「限定商品なので毎日早い時間に売り切れる」とも。
会場にはイートインコーナーも設け、「奄美茶屋」では鶏飯セット(パパイヤもずく漬け、タンカンジュース付きで950円)なども提供する。
開催時間は10時~20時(11日は18時まで)。期間中、毎日先着100人に各地域の特産品を無料配布する。今月11日まで。