鹿児島・下荒田の二中通電停近くに1月16日、カフェ「addCoffee(アッドコーヒー)」(鹿児島市下荒田1)がオープンした。
店主の牧田正信さんは「コロナ禍で自粛生活が続き、鬱々(うつうつ)とした気分になっている方が多いと感じた」ことから、「おいしいコーヒーとスイーツで、くつろげる場所作りがしたいと思った」と話す。
店名はプログラム言語の「add(プラスする)」に由来する。以前はプログラマーだった牧田さんの「人々の暮らしに笑顔やくつろぎ、癒やしや活力をプラスしたい。皆がそれぞれにプラスの感情を持ち、また頑張ろうと思える場所になりたい」という思いを込めた。
カウンター3席の店内は「福岡のデザイナーに設計を依頼し、エスプレッソマシンが映えるようなスタイリッシュな雰囲気を出しながらも、カジュアルに仕上げた」という。店頭には2人掛けベンチも用意する。
ドリンクの「お薦め」は、エルサルバドルのチャラテナンゴ地区産のスペシャルティコーヒーを使った「カフェラテ」(450円)や「キャラメラテ」(550円)など。「豆の風味がほろ苦いので、キャラメルの香ばしさや甘さと相性良く仕上がっている」。「下堂薗」(卸本町)のほうじ茶を使った「ほうじ茶ラテ」(500円)も用意する。
同店では「正統派パティシエのLiLi(リリ)、アメリカンな個性を持つYOSHIE(ヨシエ)、元日本料理人のMUDO(ムドー)」という3人のパティシエが、それぞれのオリジナルレシピを考案し、「コーヒーに合う大人のスイーツ」を提供している。「お薦め」は、「サクサクの食感のタルト生地に甘すぎずコクのある濃厚なチーズを入れる」というチーズタルト(300円)や、午後には完売することが多い「自家製パンに生クリームを挟んだローマの定番お菓子パン」というマリトッツォ(380円)など。
ほか、ガトーショコラ(300円)、エスプレッソハードリング(350円)、アメリカンボウルクッキー(200円)、アイリッシュコーヒーブレッド(250円)などもラインアップし、近々「キューブケーキ」も提供予定。コーヒー、スイーツ共に、ほとんどの商品がテークアウトできる。
牧田さんは「プレオープンからの3日間でインスタフォローワー数が500件を突破して驚いている。コーヒーの香りの漂う店内でゆっくり過ごしたい方、コーヒー片手に散歩したい方…さまざまな方々にホッとするひとときを提供していきたい。人と人とがつながり、暮らしに潤いを与えるオアシス的な場所になれれば」と期待を込める。
営業時間は11時~18時。定休日はインスタグラムで知らせる(月2回ほど)。