ハンバーガーやサンドイッチ、精肉の販売を行う「にくと、パン」(鹿児島市下荒田)が鹿児島・下荒田にオープンして3カ月がたった。
鹿児島県産黒毛和牛の通信販売を行う「1129nikulabo」がプロデュースした同店は、5月29日にオープンした。店内は10坪ほどの広さで、「作っている工程が全て見えるようにした」と店主の大隣佳太さん。料理は注文が入ってから作っており、「やはり一番おいしく食べられるのはできたて。待ち時間も楽しんでほしい」とも。
ハンバーガーやサンドイッチに使う肉は、国産の米ぬか・大豆・大麦・ふすまなどをブレンドして炊いた餌で黒毛和牛を育てる末吉畜産(郡山町)のもので、雌牛だけを使う。「雌牛は雄牛に比べて肉質のキメも細かく、柔らかい」と大隣さん。自ら牧場を巡り、牛を選定したという。
パンには「高級生食パン」や、肉とよく合うオリジナルのバンズを使う。「何度もいろいろなパンでテストを行って選んだ。甘くて深いうま味がある」と大隣さん。ハンバーガーを提供するのはランチタイムのみで、甘みのある白いバンズの「黒毛和牛ハンバーガーテリマヨ 白バンズ」(600円)や、竹炭を練り込んだ黒いバンズの「黒毛和牛ハンバーガートマチー 黒バンズ」(730円)が人気だという。
そのほか、黒毛和牛コンビーフのサンドイッチ(550円)、南九州市川辺町神殿の「神バナナ」を使った国産バナナシェイク(500円)なども用意する。大隣さんは「ハンバーガーショップではなく、あくまで精肉店の延長。今後、予約販売で切りたてのいい肉を販売するような店にもしていきたい。県産黒毛和牛のおいしさを、さまざまなかたちで発信し伝えていければ」と話す。
営業時間は8時30分~14時、15時30分~18時30分。