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鹿児島・上荒田町に海外ビンテージの古着店「ビア」 金曜のみ夜も営業

店舗の外観

店舗の外観

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 鹿児島・上荒田町に9月19日、古着店「vintage & collectibles BEER(ビンテージ・アンド・コレクティブルズ ビア)」(鹿児島市上荒田町)がオープンした。

店内の様子

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 店主の山ノ川あゆみさんにとって、初めての独立開業となる同店。中学時代の同級生・小牧優さんと2人で運営する。どちらも「古着が好き」で、「いつか2人で店をやれたら」と夢を描いていたという。山ノ川さんは鹿児島県庁に5年間勤めたが、結婚を機に退職。その後、天文館の雑貨店「OWL(オウル)」で販売・接客経験を積んだ。「周りに開業した友人がいたことから、古着屋の夢を具体的に考えるようになり、30歳を前にやってみようと決意した」と話す。

 店舗面積は約40平方メートル。エントランスに飾る店名「BEER」を刺しゅうした布製の看板は小牧さんが2週間かけて作ったという。店名は小牧さんからの「世界で一番好きなものは?」という質問に山ノ川さんが「ビール!」と即答したことに由来する。「店にも自分たちが好きなもの、一番いいと思ったものしかないので、つながるところがあった」とも。

 古着はアメリカ、ヨーロッパブランドを中心に、メンズ、レディースの割合は半々。スエットやシャツなどのトップス、Levi's(リーバイス)などのボトムスやミリタリーウエアなどを扱う。「美しい刺しゅうとふんわりとしたシルエットが特徴」のウクライナ伝統衣装ワンピース・ブラウス・スカート(1万7,900円~)は1930~50年代のものを中心にウクライナから取り寄せている。ほか、ネーティブアメリカンのジュエリーや90年代のティファニー、メキシコの古いシルバージュエリー(4,500円~)なども用意する。

 アメリカから入荷する「FireKing(ファイヤーキング)」の食器、古着やビールに関する書籍や雑誌、雑貨などもそろえ、中でも700点を超えるビンテージTシャツを掲載したアーカイブブック「TheT's」(6,380円)が「注目」だという。オープン後1週間ほどで売り切れたが、10月9日に再入荷の予定。

 毎週金曜は「ビア・フライデーナイト」と称し、夜の営業を行う。「金曜の夜をもっとハッピーにしたい」という思いで始めた。山ノ川さんが公務員時代に「こんな店が欲しい」と思い描いたイメージもベースにあるという。

 「散歩やお茶のついでにフラッと気兼ねなく立ち寄ってもらえるショップにしていきたい。ここに行けば何かワクワクできる、古着のバイブルとなるような店になれれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時(金曜は16時~22時)。火曜定休。

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