鹿児島・田上に4月23日、焼き菓子やケーキのテイクアウト専門店「oyatsuya sun simai(おやつや三姉妹)」(鹿児島市田上8)がオープンした。
店主の田代百恵さんは以前、中央町で「カフェ オズヌ」を営んでいたが、出産を機に閉店。「落ち着いたら自分の店を持ちたい」という思いを持ち続け、今回自宅の一部を改装し、屋号も新たに出店した。
開店に当たり、「幼い頃から母の手作りおやつを食べて育った」という3姉妹が協力し合ったという。長女は広報デザインを担当、次女は管理栄養士の資格を生かしてレシピへのアドバイスを行った。百恵さんは三女で、おやつの製造とレシピを担当する。店名には3姉妹のつながりと、「おやつを食べて、太陽(sun)の様に気持ちが晴れやかになるように」という願いを込めた。
新店舗ではオズヌ時代に「人気」だったスイーツを中心に日替わりでそろえる。焼き菓子はスコーン、マフィン、クッキーなどがあり、塩こうじスコーンシリーズには、ピスタチオ、キャラメルナッツ、ラムレーズン、あんこ、ゆずピールなど(150円~)。全粒粉スコーンには黒ゴマさつま芋、いちじく、コーヒーチョコ、黒糖胡桃(くるみ)などがある。ケーキには、「ヴィクトリアケーキ」「あんガトーショコラ」のほか、チーズケーキシリーズとして、「お濃茶」、ほうじ茶、ストロベリーなど(300円~)。
コンセプトは「体にやさしい」。国産品や農薬類を使わない素材選びにこだわり、黒糖・きび砂糖を使うほか、こうじを使ったおやつや米粉を使ったグルテンフリーの商品を新たに加えた。田代さんは「お子さまにも安心して食べてもらえるおやつを提供していきたい。小さな店からたくさんの幸せを届けていきたい」と意気込む。
営業時間は12時~(売り切れ次第終了)。営業日はSNSで知らせる(4月中は26日・29日)。駐車場3台。