マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)4階ユナイトメントガーデンで5月25日、恒吉克夫さん(下荒田)の絵画展が始まった。
若い頃からデザインを学び、地元新聞社系列会社の制作部門でデザインや広報に36年間携わってきた恒吉さん。2019年春に定年退職して以来、趣味で水彩画を書き続けている。コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、近年は「月4~5作品のペース」で制作活動をしていたという。人との交流が減っていたことから、「出会いの場になれば」と同展の開催を決めた。
会場には63作品を展示する。天文館アーケードや名山堀、照国神社前など鹿児島の風景、洋画スター、ウクライナの平和を祈る作品、歴史上の人物や戦争を描いた作品、猫、日本の妖怪、桜島や開聞岳などテーマは多岐にわたる。全て、ここ3年で描いた作品だという。
恒吉さんが表紙イラスト、装丁、本文中の挿絵を全て手がけた小説「封印した青春」(蔵大寺可能麿さん著、自費出版)もイメージ動画と共に展示している。
恒吉さんは「見る方が退屈しないようにモチーフを幅広く取り入れている。人と会いたいという思いで開いているので、ぜひ足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~18時30分(最終日は17時まで)。入場無料。5月30日まで。