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鹿児島市、仕事環境体験への参加者募る クリエーターの移住を応援

参加を呼びかける産業局の(左から)安永さん、田中さん、川畑さん

参加を呼びかける産業局の(左から)安永さん、田中さん、川畑さん

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 鹿児島市が現在、1月に開催する仕事環境体験プログラム「ジョブケーション型 かごしまお試し移住体験」への参加者を募っている。

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 地方移住に関心のあるクリエーターを対象にした同プログラム。鹿児島は農業、林業、漁業などの一次産業が多い県であるが、付加価値率が低いことから、同市は「(デザインなどの)付加価値を高めようとクリエーティブ産業やクリエーターの移住促進に力を入れてきた」と産業局・担当の安永めぐみさん。これまでも「かごしまデザインアワード」や「クリエイティブ産業創出拠点施設 mark MEIZAN(マークメイザン)」の運営、渋谷区と連携した「鹿児島×渋谷クリエイティブシンポジオン」の開催などに取り組んできた。

 「ジョブケーション型」のプログラムは今回が初の試み。「ジョブケーション」は「ジョブ(仕事)」と「ワーケーション」を合わせた造語で、ワーケーション先(旅先)の地域にも副業として関わっていく働き方という。同プログラムでも、参加者はチームに分かれ、受け入れ先となる鹿児島市内の3企業が提示した課題に取り組む日を設ける。

 受け入れ企業は印刷会社「渕上印刷」のグループ会社で企画・編集やウェブ制作などを行う「FCR」(新屋敷町)、システム開発やIT研修などを行う「フォーエバー」(中央町)、奄美大島の自然や文化を伝える複合商業施設「奄美の里」を手掛けるアーダンリゾート(南栄)の3社。

 安永さんは「移住を決める人は何かしらの地縁や興味がきっかけとなっていることが多い。鹿児島とのつながりを作り、移住へのモチベーションを高める場になれば」と期待を込める。「地元企業の皆さんがクリエーターの力をもっと活用するきっかけにもなれば」とも。

 開催日時は1月20日~24日。集合場所までの往復交通費、宿泊代、食事代などは参加者の負担だが、1人につき3万円を補助する。

 定員は10人。オンライン面談による選考も行う。12月11日まで、応募を受け付ける。

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