鹿児島・草牟田に12月12日、唐揚げ専門店「天下とり 鹿児島草牟田店」(鹿児島市草牟田)がオープンした。
「大分宇佐からあげ」を提供する同店。自身も唐揚げ好きという店主の中尾陸洋(みちひろ)さんが夫婦で開業した。中尾さんは20年ほど県内外で飲食店に勤務。鹿児島に戻り、「元祖からあげの味を提供したい」という思いで出店した。
「天下とり」は「からあげ専門店発祥の地」といわれる大分県宇佐市で最初に唐揚げを作ったという老舗中華料理店「来々軒」が経営するテイクアウト専門店。日本では宇佐の本店と宮崎に店があり、鹿児島は3店舗」目。世界では6店舗目。中尾さんは開業に向け、宮崎店に修業に行ったという。
店内には待ち時間用の椅子6脚を備える。「お客さまに作るところを目で見てもらい、安心して買ってもらえるように」という思いから、オープンキッチン風に店内から厨房が見える造りにした。
メニューは「骨なしモモ」「骨なしムネ」(以上、100グラム=300円)、「砂ずり」(同=250円)、鶏皮、手羽先、「ジャンボ骨つきモモ」など単品のほか、ファミリーパック(2,300円~)やオードブル(3,500円~)も用意する。弁当も取りそろえ、「モモからあげ弁当」「ムネからあげ弁当」(以上、580円~)、ミックス弁当(730円)、ピリ辛弁当などがある。1月には弁当のメニューを増やす予定。同店の唐揚げは、「冷めてもおいしいのが特徴」だという。
中尾さんは「伝統ある大分宇佐の味はそのままに、宇佐でも宮崎でもないオンリーワンの天下とり鹿児島を作って行きたい」と話す。
営業時間は11時~19時。火曜定休。駐車場は2~3台。注文を受けてから揚げるため、電話での事前注文を呼びかける。