洋食とワインの店「coucou(クークー)」(鹿児島市東千石町、TEL 099-813-7798)が鹿児島・天文館の七味小路(しちみこうじ)通りにオープンして2月20日で2カ月がたった。
19歳からフランス料理店に携わっていたという鹿児島出身の中島昭和さんが個人で開業した同店。「いずれは自分で店を持ちたい」との思いがあり、福岡のフランス料理店に長く勤めたことから、福岡か鹿児島のいずれかで出店の計画を立てていたという。
店名はフランス語で「やぁ」というニュアンスの、親しい間柄で使うあいさつで、「お客さまに親しんでもらいたい」との思いを込めた。カウンター5席、テーブル8席を備える。
フランス料理をベースにした洋食を提供し、「肩肘張らない」ように、コースではなくアラカルトを中心に提供。「本日のお薦め」として、アラカルト10種類以上、肉や魚を使ったメイン料理5~6種類を用意する。
季節の食材を使うため内容は時季により変わるが、アラカルトはオニオングラタンスープ(550円)、カキの香草バターオーブン焼き(500円)、メインはサーモンのアンクルート(パイ包み)(1,650円)、黒豚肩ロースのグリル(1,850円)など。
中島さんはソムリエの資格も持ち、店内にはワインボトルがずらりと並ぶ棚やワインセラーもある。「ワインだけ飲みにきていただくのも歓迎。かしこまった感じではなく、普段使いの店として気軽に来店してもらえれば」と話す。「地域に根付いた店づくりで、地元の方に喜ばれる店にしていきたい」とも。
営業時間は18時~24時。月曜定休(祝日の場合は翌日休)。