「自然と暮らす、地球と遊ぶ」をテーマに、オーガニックな暮らしを提案する「オーガニックフェスタかごしま2012」が11月11日、ドルフィンポート(鹿児島市本港新町)の海側広場(ウォーターフロントパーク)で開催される。
鹿児島では2008年から始まり、今年で5年目となる同フェスタ。昨年は約4万人を動員し、今年初開催の宮崎から視察が訪れるなど全国でも最大規模のオーガニックの祭典。当日は、「ステージ」「キッチン」「マーケット」「ふれあい」「遊び村」の5つのエリアを展開。「世界的に見れば、日本のオーガニックはまだマイナー。無農薬や有機の違いなど、なかなか消費者に理解されない部分がある。ふれあいを通して有機の輪が広がれば」と同フェスタ事務局(NPO法人「県有機農業協会」)の常見裕之さん。
キッチンエリア(フードエリア)で提供する料理は、「野菜・米については全て有機農産物を使うこと」「麺類は有機または国内産小麦」「卵は平飼いのものを使うこと」など、こだわりを持った食材で作る。マーケット・ふれあいエリアでは有機野菜や加工食品、オーガニック素材を使ったハンドメード商品などを販売するほか、「毎年子どもたちに人気」という遊び村には、竹で組んだ巨大な遊具(ブランコ、ジャングルジムなど)を設置。会場奥には昨年好評だった、鶏・獣を実際に解体して「生き物の命を頂くこと」をあらためて考える解体ワークショップ「命をいただく」コーナーなどを設ける。
「環境に配慮した生き方・暮らし方を伝えたい。『○○はダメ』ということではなく、このフェスタで生産者の方とも話をしたり、おいしいものを食べたりしながら、楽しみながら有機について知っていただけたら」とも。
開催時間は10時~16時30分。入場無料。