世界一大きい大根としてギネスに認定された桜島大根が収穫の時期を迎え、1月12日から桜島全域で「桜島大根フェア 2013」が開催されている。
「桜島大根で地元を盛り上げよう」「桜島に足を運んでもらおう」と地元事業者たちで数年前から始めた同フェア。期間中、桜島にある8つの施設で桜島大根を使ったフェア期間限定の「ブリ大根定食」を提供したり、桜島大根にちなんだ粗品を進呈したりしている。
桜島大根はカブを大きくしたような見た目で、重さは通常で6キロ前後、ギネス記録は31.1キロ(2003年)。普通の大根に比べ「苦味が無く甘い。みずみずしく肉質が柔らかいのが特徴。煮崩れしにくいのでおでんなどの煮物に最適」と同フェア実行委員の池田博昭さん(「旅の駅桜島 桜島物産館」館長)。
鹿児島の特産品である大きな「千枚漬け」は桜島大根から。生のまま長期保存できない桜島大根は、ほとんどが漬物になってしまうという。「生の桜島大根を味わえるのは今の時期だけ。たくさんの方に食べてもらい、桜島大根の良さ知っていただければ」
2月3日には、桜島大根農家で桜島大根掘りが体験できる食事付きのイベントを初開催する。参加料は1,500円(食事代込み)。掘った桜島大根は持ち帰りできる(1グループ1本)。定員は20人。申し込み桜島物産館(TEL 099-293-3558)まで。
フェアは2月17日まで。