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「天文館はちみつ」今年も-3年目の都市養蜂、スタンプラリーも

3年目となる「天文館みつばちプロジェクト」の「瓶詰はちみつ」が8月3日、いよいよ販売開始となる

3年目となる「天文館みつばちプロジェクト」の「瓶詰はちみつ」が8月3日、いよいよ販売開始となる

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 2011年に始まった「天文館みつばちプロジェクト」の一環として、今年も8月3日を「はちみつの日」と設定し、4日まで「天文館はちみつ」を限定販売するほか、さまざまなイベントを開催する。主催はWe Love天文館協議会、運営はマルヤガーデンズと山形屋。

「瓶詰はちみつ」

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 天文館でミツバチを飼育することを通して、天文館の自然環境について学び、考えること、地域のネットワーク作りを促進すること、採れた蜂蜜を使って天文館の魅力を発信できる活動を行うことを目的に始まった同プロジェクト。都市養蜂は全国10カ所以上で行われており、3月には小倉や大分のグループと「We Love東九州サミット」を行うなど、九州内の他都市とのつながりも生まれている。

3年目となる今年は、マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)と山形屋(金生町)の屋上にそれぞれ4箱ずつ巣箱を設置し、春から梅雨にかけて6回、計約270キロの蜂蜜を採取した。ミツバチが、天文館から半径3キロ圏内にある多賀山・城山団地・草牟田・甲突川河口・ドルフィンポートなどの花々から集めてきた今年の蜜は、野ばらやクローバー、クリの木など、いろいろな蜜が混ざった百花蜜。

昨年は、500個限定の「瓶詰はちみつ」が発売から3日で売り切れるなど好評だった同商品。今年は900個限定で、3日・4日の2日間に分けて販売する。販売場所となるベルグ広場では、農薬によるミツバチの大量死のニュースを追ったドキュメンタリー映画「みつばちからの贈り物」を上映するほか、同プロジェクトを紹介するパネル展も行う。

 今年初の取り組みとなる「天文館はちみつスタンプラリー」は、「天文館はちみつ」を100%使った料理やスイーツを販売する参加店を回る企画。スタンプ3個を集めると、抽選で50人に「瓶詰はちみつ」が当たる。参加店はマルヤガーデンズや山形屋に入るテナントをはじめ、全29店。

 無料で菜の花の種を配り地域に花を増やすボランティアも募集するなど、「ミツバチがすみやすい環境をつくる」ことを通して、「街の自然環境について学ぶ機会や、さまざまな人が出会える場になれば」とマルヤガーデンズ事業部の市村良平さん。

 「瓶詰はちみつ」は160グラム入り1,000円。3日13時からはベルク広場(400個)で、4日10時からはベルク広場とマルヤガーデンズ正面玄関(各250個)を扱う予定。1人2個まで。

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