3月15日、鹿児島港「マリンポートかごしま」（鹿児島市中央港新町、TEL 099-805-7415）に日本初寄港を果たす大型外国客船「クイーン・エリザベス号」の船内見学会に、定員を大きく上回る応募が集まっているという。

ロイヤル・コート・シアター

　「世界で最も有名な豪華客船」といわれるクイーン・エリザベス号の日本初寄港ということもあり、応募が殺到している同見学会。2月10日時点で100人の定員に対し、応募総数は1000人を突破した。

　イギリスのキュナード・ライン社が運航するクイーン・エリザベス号は、ワールドクルーズの一環で鹿児島のほか、横浜、神戸、長崎に寄港予定。見学会では、1時間半かけて船内の「気品あふれる優雅な」施設を見て回ることができるという。

　総トン数9万900トン、全長294メートル、収容人数2068人の3代目「クイーン･エリザベス号」は2010年就航。1930年に就航した初代クイーン・エリザベス号と同じアールデコ調の造りで、アーチ型のガラス天井のある「ガーデン・ラウンジ」をはじめ、フィットネス、スパ、図書館、映画館、カジノ、ショッピングアーケードなどの施設と、1029の客室を備える。

　当日は、入港する7時30分と出港する17時に歓迎のアトラクションを予定。17時の出港時、来場客は配布されたオレンジ色の旗を振って出港を見送ることができるという。鹿児島海外観光客受入協議会の担当者は「まだ応募は受け付け中だが、ぜひ船体だけでも見に来てほしい。一緒に旗を振りながら、おもてなしの歓迎をしませんか」と来場を呼びかける。

　申込方法などホームページで確認できる。応募締め切りは17日。