ホテルユニオン（鹿児島市西田）は4月18日、雨や桜島の降灰時にも営業可能な開閉式テントを完備した全天候型の屋上ビアガーデンをオープンした。

「海鮮溶岩焼き」

　1999年にオープンし、毎年夏期間限定でオープンしている同ビアガーデン。開閉式テントを完備し、細霧ミスト空調を取り入れているのが特徴。同ホテル支配人の淵村文一郎さんが知人からビアガーデンができるところがないかと相談されたことがきっかけで誕生した。「知人を呼んで実際に屋上でビアガーデンを試したところ、厨房（ちゅうぼう）とトイレの設置、騒音問題、そしてテントの設置が課題になった」と淵村さんは当時を振り返る。

　コースメニューは「海鮮溶岩焼き」「黒豚・海鮮溶岩焼き」「黒豚・山盛り野菜のピリ辛炊き鍋」「ジンギスカン」（以上3,600円）。全て2時間飲み放題が付く。溶岩焼きは、遠赤外線効果のある桜島の天然の溶岩を使用。黒豚は、同ホテル内にある黒豚専門店「六白亭」の契約農場から直送されるものを提供する。

　そのほか、昨年石窯を導入したという「ピッツア マルゲリータ」(780円)や、「あさりのワイン蒸し」「厚切りベーコンステーキ」(以上680円)など単品メニューも約30種類提供。淵村文一郎さんは「ビアガーデンといえば揚げ物のイメージが強いが、存在感のある一品料理を中心にそろえた」と話す。

　飲み放題メニューは、ビール4種、ハイボール、梅酒、サワー、カクテル、ノンアルコールビール、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクなど。当日15時までの事前予約で焼酎が飲み放題に追加され、時間も3時間に延長される。

　淵村さんは「今年は天然鯛をホイル焼きにしている海鮮溶岩焼きコースがおすすめ。ボリュームのある料理が充実しているのでぜひ来ていただければ」と呼び掛ける。

　営業時間は17時30分～22時。9月23日まで。