鹿児島市電通り沿い、市役所近くに手打ちそば店「そばる」(鹿児島市山下町、TEL 099-227-1870)がオープンして3カ月がたった。
店舗面積は約50平方メートル、席数はカウンター10席とテーブル12席。カウンター越しにそば打ち場を設ける。騎射場の焼き鳥居酒屋「あぶりや晃房(こうぼう)」の2号店として、締めで提供していたそばをメーンに提供する。
店名には「そばにある、そば+食べる、そば+バル」の3つの意味をかけた。そばが出てくる前にお酒をひっかける「そば前」の楽しみ方を提案し、昼は「至福の昼酒セット」(1,000円)、夜は「そば前セット」(1,980円)が人気を集める。「江戸時代から親しまれてきたそば前。そんな楽しみ方をしてくれる人が増えたら」と店主の小池晃太さんは話す。
コシのある手打ちの十割そばは、関東風のそばつゆで提供する。昆布や県産の厚削り本枯れかつお節、サバ節などから取るだしがベースで、そば以外の料理にも使い、味に深みを持たせている。メニューは、温かいつゆに冷たいそばを付けて食べるせいろそば、「そばをあまり食べない人にも食べてもらいたい」と、野菜そばや肉そばもラインアップ。人気は、エビや季節の野菜天ぷらを載せた「天ぷらせいろ蕎麦」(880円~)や、残ったスープでチーズリゾット(100円増し)にもできる「ペペロンベジせいろ蕎麦」「濃厚!鶏だくせいろ蕎麦」(以上850円)など。365日変わる「日替わり蕎麦」(800円~)も。
昼は、せいろそばにサラダ、ミニ海鮮丼、野菜天ぷらが付く「ランチセット」や、特製ウニしょうゆの「海鮮丼」、牛ミスジの「ローストビーフ丼」(以上1,000円)などの丼もの、選べる「丼&蕎麦セット」(各900円)など。夜は、おでん、アヒージョなど一品料理(380円~)や天ぷら単品(150円~)なども。日本酒や国産のワインなどを合わせて薦める。
営業時間は、11時30分~15時、17時~22時(土曜は11時30分~17時)。日曜定休。