東京の有名カレー店で修業を積んだ元バンドマンが結婚を機に帰鹿し、妻と共にカレー店「さくらじま Jacob spice(ジェイコブスパイス)」(鹿児島市田上5、TEL 099-811-6222)をオープンした。
「鶏のカレー」(ゆで卵トッピングに、サラダとドリンクのセット)
鹿児島で結成し、東京で活動していた3ピースロックバンド「The Vector Pluss(ザ・ベクトル・プラス)」のギターボーカルを務めていた店主の古島省吾さん。解散後、妻のまみさんとの結婚を機に、「地元で何かしよう」と東京のカレー店で2年間の修業を積み帰鹿。同店開業に至った。
以前は焼き鳥店だったという空き店舗を改装した同店は、車庫部分を改装した厨房を含め約8坪の瓦ぶきの建物。店内は、屋根を支える柱や座席など木造りのテイストに、黄色やオレンジの壁、観葉植物などが雰囲気を作る。BGMは、時間帯や客層によって、フォークソングやギタージャズ、ブルース、ロックなど店主がセレクトする。席数は、カウンター5席とテーブル席9席。「大事な人と、ゆっくり食べに来てもらいたい」と古島さん。
欧風カレーをアレンジしたという少し辛口のカレーメニューは、ルーに小麦粉を使わず、野菜や果物、スパイスでとろみをつけているため、「女性でもサラッと食べられる」という。1日スパイスに漬け込んだ後、香ばしく焼いた鶏モモ肉が載る「鶏のカレー」(850円)、素揚げした季節の野菜8種類が載る「野菜のカレー」(950円)、豚肉を焼酎で柔らかく煮込んだ「豚のカレー」(1,050円)、「えびのカレー」(1,050円)の4種類。トッピングは野菜(250円)・ゆで卵(100円)、サラダ・ドリンク・アイス(各150円)。ドリンクは、ウーロン茶、グレープフルーツ、ジンジャーエール辛口、アイスティー、コーヒーなどから選べる。そのほか、「大人の為のプリン」(350円)。夜はアルコールも提供する。
営業時間は11時30分~21時。駐車場は4台。
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