「湯之元せんべい」で知られる「梅月堂(ばいげつどう)」(日置市、TEL 099-274-2421)が2月14日に発売した新商品「ラムどら」が人気を集めている。
60年前から販売する同店の人気商品「ぬれどら」をベースに、着想から半年でようやく完成したという「ラムどら」。県内5店と関東の百貨店・高級スーパーなどで販売する。職人が一つ一つ手焼きで作るため1日に製造する量が限られ、各店で入荷してもすぐに売り切れてしまう状態が続いているという。
しっとりした手焼きの薄皮に、北海道大納言小豆で作る自家製のどら餡(あん)と、試行錯誤を重ねた自家製のラムレーズンを挟む。ぷっくりとふくらんだラムレーズンは、かむとマイヤーズのダークラムが香り、少量のバターを混ぜた餡との相性がいいという。
「均等に7粒ずつ挟んでいるので、どこから食べてもおいしく召し上がっていただける」と同社4代目の石原良さん。「白い皿に載せて、フォークとナイフでお気に入りのコーヒーと併せて食べてほしい」と話す。
「ちょっとぜいたくな時間に使っていただける、そんなどら焼きができた。しっとり系のどら焼きでは日本一」と自信を見せる石原さん。「創業当初から95年続く看板商品『湯之元せんべい』と並び、当店の二大ブランドとして愛される商品になるよう、大事にゆっくり育てていきたい」とも。
価格は300円(3個箱入り=1,000円)。