照国町の居酒屋「SAKE処 くうや」(鹿児島市照国町)が今年10月で9周年を迎える。
掘りごたつで日本酒が飲める同店は照国神社の近くに位置する。中央にいろりの据えられた和モダンな雰囲気の店内にはカウンター8席、掘りごたつ席25席を用意。店名は鹿児島弁で「食べる?」を意味する「くうやー?」に由来するという。
「寒い季節におすすめ」という「黒豚しゃぶ鍋」(1,100円)は、鍋自体にしっかりと味付けがされているため、つけダレなしでそのまま食べることができる。メニューには載っていない冬季限定メニューの「みそおでん」も常連の間で人気だという。
ドリンクメニューには東北地方の地酒を中心に、日本各地の日本酒をそろえる。店主の中原定男さんは「そもそも、東日本大震災の復興支援の一環として、当時敬遠されていた東北の日本酒を提供したいと思ってこの店を始めた」と話す。
同店を開く前はボディガードをしていたり警備会社に勤めていたりした中原さん。現在も同店を経営する傍ら、補導員などのボランティア活動を行っているという。中原さんは「お酒や料理を楽しんでもらうのはもちろんだが、気軽に悩み事の相談に来てもらえるような店にしていきたい」とも。
営業時間は18時~23時30分。