西本願寺鹿児島別院(鹿児島市東千石町)で3月3日、宝塚OGによるレビューショー「おてらづか」が開催される。
元宝塚歌劇団・雪組の加茂千条(かもせんじょう)さん率いるレビューユニット「ライディーン」による同公演。
「ライディーン」は企業のパーティーや表彰式でのステージショー、ディナーショーなどを通じ、全国各地で宝塚の普及活動を展開している。所属メンバーは、宝塚OG、元OSK(日本歌劇団)出身者など。声楽やバレエの講師など個々人で活動をする傍ら、月1回のペースで公演を行っている。
楽曲はすべて宝塚歌劇団のものを使う。構成や振り付け、衣装はすべて加茂さんたち自身がプロデュースしている。見どころは約50分間という本編の中で歌と踊りを交えながら行う、15回の早着替えという。公演途中では、子どもも参加できる宝塚クイズも行う。
加茂さんは「宝塚が本当に大好き。歌劇団を卒業してからも宝塚を全国に広めたいという思いでずっとライディーンの活動をしてきた。お寺でのレビューは初めて。機会をいただけてうれしい。鹿児島は指宿や枕崎に行ったこともあり大好きな土地。自分たちも鹿児島を楽しみたい。」と話す加茂さん。
実行委員の上水流輝さんは「鹿児島で宝塚に触れる機会は極めて少ない。小さい子どもたちからご年配の方まで幅広い年齢層に見てほしい。天文館の中にこんな大きなお寺があるのに使われないのはもったいない。ぜひ気軽に行ける場所になってほしい」と話す。
別院教化部の千羽顕信主任は「たくさんの方に見てもらいたい。皆さんがお寺で楽しむことで仏さまも喜ぶと思う」とも。
公演は14時、18時の2回。チケットは、一般=前売り3,000円(当日3,500円)、小学生=1,000円、未就学児無料。
西本願寺鹿児島別院と山形屋プレイガイドで販売する。