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鹿児島・いづろ交差点に台湾タピオカ専門店「茶水印」

タピオカティーと店内のタピオカフィギュア

タピオカティーと店内のタピオカフィギュア

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 鹿児島・いづろ交差点近くに台湾のタピオカ専門店「茶水印」(ちゃいん)(鹿児島市金生町)がオープンして間もなく2カ月がたつ。

「真・黒糖タピオカ牛乳フォーム」

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 店主の鄭富厚(テイフコウ)さんは8年前、福岡県で観光の仕事をしていた。その時に、台湾のタピオカ専門店「茶水印」本店の店長が観光で同県を訪れたことが出会いのきっかけとなり、鄭さんは「自分の店を持ちたい」という思いで台湾へ。「茶水印」本店で6カ月ほど修業し、日本へ戻った。九州での開業を目指し、各県を回って物件を探したところ、鹿児島にはタピオカ店が比較的少なく開拓していける可能性を感じ、オープンするに至った。

 タピオカ粉やお茶などの材料を台湾から直輸入するため、日本の安全基準を満たす検査に6カ月ほどをかけた。製法も台湾の「茶水印」本店と同じ手法を取っている。

 台湾の伝統的なお茶は、朝入れたものを1日かけて使うが、「茶水印」では「新時代」というお茶の入れ方で、個包装の茶葉を1杯につき1回しか使わないため、毎回新鮮な香りが楽しめるという。

 タピオカは、毎朝同店でタピオカ粉に水を加えたものをだんご状にして成型機で作っており、当日できたてのタピオカのみを使っている。鄭さんは「冷凍のタピオカは、中身が硬く、健康に良くない保存料も入っている。当店は手作りなので、食感もモチモチして柔らかく、安心して食べられる」と話す。

 店舗面積は約30平方メートル。テークアウトが主流のため、席はカウンターに4席のみ。外装は大きなガラス張りで店内がよく見渡せ、入り口に置かれた大きなタピオカドリンクのフィギュアが目を引く。明るい店内はオープンキッチンになっており、目の前で作っている様子を見ることができる。

 ミルクティーは「烏龍ミルクティー」「グリーンミルクティー」、ジャスミン茶に似た「青茶ミルクティー」があり、紅茶で入れた「オリジナルミルクティー」(以上、M=430円、L=530円)が人気。トッピングも6種類を用意し、「タピオカ」「特製もっちもち台湾寒天」「あずき」「しその種」(以上70円)、「プリン」「真・黒糖タピオカ」(以上100円)から追加できる。

 黒糖ミルクは、黒糖でタピオカを炒めた「黒糖タピオカ」を使う。「真・黒糖タピオカあずき牛乳」(M=600円、L=730円)、「真・黒糖タピオカプリン牛乳」(M=630円、L=750円)があり、人気は「真・黒糖タピオカ牛乳」(M=530円、L=660円)。この3種類は、生クリームをかけて黒糖ミルクフォーマにもでき、鄭さんのお薦めは「真・黒糖タピオカ牛乳フォーム」(M=600円、L=730円)。

 鄭さんは「注文を受けてからは、お客さまの目の前で丁寧に作っている。安心安全にこだわった本場台湾のタピオカを味わいに、ぜひ足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時30分。

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