鹿児島・天文館のマルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)で8月3日、「天文館はちみつ」の販売が始まった。
2011(平成23)年に始まった都市養蜂「天文館みつばちプロジェクト」。同館、山形屋を拠点にセイヨウミツバチの巣箱を設置しミツバチの飼育と蜂蜜の収穫などを行っている。毎年「はちみつの日」(=8月3日)に採れた蜂蜜を販売するのが恒例。
今年は蜜源植物の開花が例年より遅く、梅雨入りしてからの採蜜となったが、降灰が少なく雨天の合間でもミツバチの活動は活発だったという。採高量は240 キロで、昨年の262キロをやや下回った。
販売場所は同館地下1階の「ブランシェ ~かごしま まちの駅~」(450個)で、価格は1,000円(160グラム入り)。山形屋(450個)、天文館まちの駅「ゆめりあ」(50個)でも販売する。
今年は初企画として、鹿児島城西高校パティシエコースの生徒が作る「天文館はちみつ」を使ったオリジナルスイーツも提供。蜂蜜を加えたクッキー生地に蜂蜜のジュレを流し込んで焼き上げた「くまさんの宝物」(170円)、蜂蜜とアーモンドを使ったダマンドクリームと蜂蜜レモンの「はちみつレモンタルト」(200円)、蜂の巣の形に焼き上げたアールグレイクッキー(レモンクリームをサンド)とココアクッキー(キャラメルクリームをサンド)の「ハニークッキーサンド2 種セット」(220円)など5種類で、それぞれ100個を用意する。
「ブランシェ」に普段スイーツを出品している「レジェブルー」「パリジャン」などのパティシエもこの蜂蜜を使ったコラボスイーツを販売するほか、同館7階の「ルーフガーデンレストラン」(「はちみつレモンゴルゴンゾーラチーズのピッツァ」=1,200円、ディナータイムのみ)、2階の「カフェノリエム」(「はちみつプリン」=440円)など館内6店舗でも、この蜂蜜を使ったメニューを用意する。
同館広報担当の松見千種さんは「今年の蜂蜜は、野ばらやハゼ、クロガネモチをベースに濃厚なクリの蜜も含み、味わいのあるフローラルなやさしい味に仕上がっている。ぜひ楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。