鹿児島食品雑貨流通センター(鹿児島市東開町)内の「酒食舎 ほん田」(鹿児島市東開町、TEL 099-296-7775)が、約3年ぶりにランチ営業を再開した。
魚料理メインの日本料理専門居酒屋として休業前までは約20年営業してきた同店。店主の本田信作さんが病気を発症したため約3年間の休業となった。病状の回復を待ち今年3月に同店を再開。4月にランチでの営業を再開した。夜の店内飲食でのコース料理やテークアウトのオードブルは3日前までの電話予約のみで、予算や内容に応じて受け付けている。
同店のコンセプトは「料理に限らず、お客さまもスタッフも楽しめる空間作り」。「お客さまにくつろいでもらえるよう声掛けなどに気を配っている」と本田さん。器にもこだわり、「個展やギャラリー、旅先などで直接手に取って、料理の映える器を集めて来るのも楽しみの一つ」とも。
「お薦め」のランチは「海鮮ちらし御膳」(1,380円)で、「づけ」「昆布じめ」など、その日の魚のおいしさを引き出すための調理を施しているという。「すし屋での修業や実家の鮮魚店で魚を扱っていた経験が生かされている」とも。ほか、シャリとネタのバランスにこだわった「にぎり寿司(ずし)御膳」(1,680円)や、デミグラスソースで煮込んだ牛ほほ肉と細巻き2種が付く「黒毛和牛ほほ肉ランチ」(2,880円)がある。
店舗面積は約50坪、カウンター8席、テーブル8卓40席だが、現在は新型コロナ対策で席数を減らして営業している。ほかにも、店内入り口への消毒液設置や8カ所に設置された空調での換気、密を避けるための席への誘導などを実施しているという。
「ランチはお待たせやネタ切れすることのないよう、できるだけ電話予約をしてもらえれば」と本田さん。「できるだけ地産地消の材料を使い、安心安全にこだわっている。心を込めて手作りしているので、ぜひ足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~15時。月曜・火曜定休。無料駐車場30台。来店は中学生以上に限る。