鹿児島・天文館の千石馬場通りに、鹿児島の黒毛和牛と黒豚を使ったハンバーグの専門店「grill44.5」(鹿児島市東千石町)がオープンして4カ月がたった。
瀬戸口精肉店(下荒田)が6月20日にオープンした同店。創業50年の同社は鹿児島の百貨店「山形屋」にもテナントとして店舗を持ち、食肉販売を行ってきた。社長の吉村隆博さんは「一番低価格で、お子さんから年配の方まで喜んでもらえるのは何か」と考え、ハンバーグを選んだという。店名は「ハン(半)バーグ(89)」=「2分の1×89=44.5」という言葉遊びから生まれた。
「おひとりさまでも入ってもらいやすいように」とカウンターをメインとした店内は、自動検温器なども設置。「おいしい食事はもちろん、安心して食事ができる空間の提供もこれから先の飲食店のあり方だと思う」と吉村さん。
一番人気はハンバーグの上に目玉焼きをのせた「エッグハンバーグ」(900円)。ほか、「プレーンハンバーク」(850円)、「おろしハンバーグ」(900円)、「きのこハンバーグ」(950円)など。ハンバーグにヒレカツ、エビフライ、カニクリーム、サイコロステーキを、それぞれ加えたコンボメニューも用意する。今後は季節限定メニューなどの特別メニューも提供していくという。
「デパートクオリティーの原料肉を使ったハンバーグを、ぜひ試していただければ。肉以外の素材や調味料は全て普通の家庭にあるものばかりで、特別な物は一切使っていない。使う肉だけで、これほどおいしさに差が出るのを実感してもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~20時。水曜定休。