鹿児島・光山の谷山街道沿いに唐揚げ専門店「鶏光(とりこう)」(鹿児島市光山1)がオープンして2カ月がたった。
店名は「住所と自分の名前から『光』の字を取り、覚えやすい名前を付けた」と店主の牧本光平さん。「唐揚げは嫌いな人がいない、一番人気の弁当メニュー。そのおいしさを追求したいと思った」と話す。テークアウトでもおいしく食べられる唐揚げを目指し、味に改良を重ねたという。「誰よりも唐揚げを愛し、誰よりも唐揚げに情熱を注いでいる自信がある」とも。
鶏肉は「鹿児島・宮崎産の生のもの」にこだわり、味付けには「唐揚げの聖地」でもある大分産の甘口しょうゆを使う。香味野菜やスパイスと共に、長時間かけて漬け込んだ鶏肉を、3種の油をブレンドした揚げ油で揚げ、作り置きは一切しない。弁当に使う米やキャベツなど鶏肉以外の食材も、全て九州産を使っている。
単品の唐揚げは「むね唐揚げ」(1個70円~)と「もも唐揚げ」(1個90円~)の2種類があり、さらに味を「醤油(しょうゆ)からあげ」と「うま塩からあげ」から選べる。「むね唐揚げは胸肉によくあるパサパサ感がなく、しっとりとやわらかく、味が染みている」と牧本さん。むね唐揚げに自家製のネギ塩ダレを絡めた「ネギ塩からあげ」(3個300円~)、4人~8人盛りのファミリーパックなども用意する。
弁当メニューは「醤油からあげ弁当」「旨(うま)塩からあげ弁当」(以上400円~)など。1羽から2個しか取れない肩肉を使った唐揚げに、ネギ塩ダレを絡めた「ねぎ塩鶏トロ弁当」(550円~)は弁当限定のメニューで「ももとむねのいいとこ取りの味わいで人気」と言う。
牧本さんは「オープンして2カ月、まだまだ現状には満足していない。もっと便利でおいしく、お客さまに喜んでもらえる店にしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~14時、16時~20時。月曜定休(祝日の場合は営業)。