鹿児島・山之口町に鹿児島県産の黒毛和牛で提供する「黒毛和牛めし本家 うち田」(鹿児島市山之口町)がオープンして間もなく2カ月がたつ。
鹿児島県出身の大木晃(ひかる)さんと内田充俊さんが共同経営する同店。「黒毛和牛を気軽な価格で気軽に食べてもらえる店を作りたい」という思いから3月22日、オープンした。店主の大木さんは「鹿児島の黒豚や地鶏などのご当地メニューはよく知られているので、黒毛和牛でもそうしたメニューを作りたいと思い『黒毛和牛めし』にたどり着いた」と話す。
「温かみのある雰囲気の入りやすい店にした」という店内は、テーブル5卓18席、カウンター8席。入り口を大きく開けられる造りにし、客席の間隔を広く取るなどの感染症対策を取り入れている。
看板メニューは、注文を受けてから黒毛和牛を低温で調理し、火を通し過ぎないことで本来の柔らかさやうま味があるという「黒毛和牛めし」(並=990円)で、煮卵をトッピングし、わさびを添える。ほか、「牛すじカレー」(並=890円)があり、いずれもサラダ、汁物、香物が付く。
大木さんは「毎週訪れてくださる常連のお客さまもできてうれしい。黒毛和牛のおいしさを知ってもらい、コロナ禍で人通りの少なくなった天文館に客足が戻るきっかけの一つになれれば」と期待を込める。
営業時間は11時~14時。