鹿児島・天文館の天神おつきや商店街(ぴらもーる)に屋久島料理を提供する居酒屋「屋久島で民宿やっていました」(鹿児島市東千石町)がオープンして2カ月がたった。
開業は4月14日。屋久島で65年続く民宿を、自らの代では21年間経営していたという店主の平田晋也さん。「元々天文館での飲食店はやってみたいと思っていた。コロナでどこかもやもやした社会になり、自分に発破を掛けようと民宿を閉めて居酒屋にチャレンジすることにした」と話す。ガラス張りの明るく開放的な店内には、テーブル10卓、カウンター4席を用意。
メニューは、毎朝仕入れる屋久島の魚を盛り合わせた「お刺し身盛り合わせ」(1,350円)や、食べ頃の新鮮なサバを使った「首折れサバの刺し身」(時価)、キビナゴやエビ、タコの天ぷら(440円~)、屋久トロロ芋お好み風鉄板焼き(910円)など。屋久島名物でもあるトビウオ料理もバリエーションを持たせ、丸ごと唐揚げにした「トビウオの唐揚げ」(540円)や、すり身を揚げた「トビウオのつけ揚げ」(390円)、トビウオの身を使ったタネを皮で包んだ「トビウオ水ギョーザ」(640円)などがある。
トビウオの唐揚げやつけ揚げはランチの定食メニューにも登場し、テークアウトにも対応する。ドリンクには、屋久島焼酎の「三岳」「やくのしま」、タンカンビール、パッションビール、パッションワインなどをラインアップする。
「食材を通して屋久島の魅力を広めるのが自分の務め。コロナ禍が落ち着いたら、屋久島を訪れてほしい」と平田さん。「店は来てくれるお客さまと一緒に作っていくもの。これからたくさんのお客さまと共に店を育てていければ」と期待を込める。
営業時間は11時11分~15時15分、17時17分~22時22分(時短要請により変動あり)。日曜はディナータイムのみ休み。