三島村の本格焼酎ブランド「みしま村」の長期貯蔵原酒が9月17日から、鹿児島・仙巌園(鹿児島市吉野町)で先行販売される。
2018(平成30)年に地域おこしを目的に開設された村営焼酎蔵「みしま焼酎 無垢(むく)の蔵」(三島村黒島)の主力商品である同ブランド。濵田酒造(いちき串木野市)を始めとした鹿児島の老舗企業の技術支援の下、毎年「焼酎みしま村」を製造販売している。長期貯蔵原酒の販売は初めてで、開設以来の4年間貯蔵した原酒。公式には10月1日より数量限定で販売するが、9月17日に仙巌園で始まる「三島村・十島村特産品フェア」で先行販売する。
レギュラー商品の「焼酎みしま村」(25度)が「甘くスッキリとした飲み口が特徴」であるのに対し、今回の原酒は「36度とアルコール分が高く、飲み応えがアップしている」と担当者。「アルコール分が高いと飲みづらいという印象を持つ人もいるかもしれないが、かめでの長期貯蔵により、まろやかで優しい口当たりになっている」とも。
フェア会場では原酒のほか、「焼酎みしま村」(4合、1合、1升)、「焼酎みしま村」(柿右衛門)、「焼酎メンドン」(4合)なども販売する。「焼酎みしま村」の1合サイズは「焼酎では珍しい容器(丸瓶)に入っており、土産にも最適」だという。有田焼の名匠・柿右衛門窯の容器を使った「焼酎みしま村」(柿右衛門)の価格は30万円。高額なため、現物展示は検討中で、注文販売になる予定。
フェアの開催時間は10時~16時。仙厳園入場料(御殿は含まず)は、大人・高校生以上=900円、小中学生=450円。今月25日まで。