マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)で11月12日・13日、猫をモチーフにした雑貨やアートの販売などを行うイベント「にゃんフェスかごんま」が開催される。
猫アートグッズの販売やワークショップを通じて「動物愛護を楽しく優しく広めよう」と2016(平成28)年より開いている同イベント。一昨年と昨年はオンライン開催だったため、リアルイベントは3年ぶり。
メインとなる猫グッズマーケットは4階・7階で開催。今年は20店舗が出店する。鹿児島の観光名所・仙厳園にある、猫を祭る「猫神社(ねこがみしゃ)」を伝えようと今年2月に始まった「かごしま仙にゃん園プロジェクト」も初出店し、猫神社のロゴなどをあしらったグッズ販売を行う。
6階では里親を探す「ミニミニ譲渡会」、7階ではFM鹿児島ラジオパーソナリティー新坂恵梨さんによる「ねこ絵本の読み聞かせ」のほか、加治木高校美術部が猫をモチーフにしたアート作品も展示する。同部の部員は「保護猫カフェ そらのしっぽ」(姶良市)協力の下、同店の猫と触れ合いながら制作を進めたという。
「鹿児島が一つになって進んでいく、そんな思いを強く感じるイベント」と実行委員会代表の菊地早織さん。「動物愛護は、皆さんが思っている以上に身近なもので、誰でもできる小さなことがたくさんある。雑貨やイベントを通して楽しさを感じていただきながら、地域猫活動や不妊手術をしたさくらねこの存在を、少しでも多くの方に知っていただけたら。まずは知ってもらうことで、変わる部分から変えていければ」と期待を込める。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。