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よかど鹿児島で花と美の写真展 「花人間」など31点展示

カメラマンの重久清隆さんとフラワーアーティストの湯浅あい子さん

カメラマンの重久清隆さんとフラワーアーティストの湯浅あい子さん

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 よかど鹿児島(鹿児島市金生町)2階で現在、花と美の写真展「華美(はなび)」が開催されている。

会場の様子

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 鹿児島生まれのプロカメラマン・重久清隆さんと、札幌生まれのフラワーアーティスト・湯浅あい子さんが「タッグを組んだ」同展。頭に生花をのせた「花人間」と呼ばれる作品や森のようなフラワーアレンジ空間で人物を撮影した作品など、花をふんだんに使った写真が並ぶ。

 2人は今年、アーティスト団体「0→1(ゼロイチ)」を結成、「鹿児島県民のアート魂に火をつけたい」と同展を企画した。同展ポスターにも使われているコラボ作品「光と陰」を出発点に、「人の美しさだけでなく、ネガティブな部分や葛藤まで肯定した作品を作ろう」とプロジェクトを始めたという。コロナ禍からの文化芸術活動の再興を支援する事業「AFF2」の補助金も受けている。

 写真作品は31点。撮影は全て重久さんが手がけた。広告や雑誌などの商業カメラマンである重久さんにとって初の写真展でもある。フラワーアレンジは湯浅さんが担当。湯浅さんは2019年に北海道から鹿児島に移住したが、北海道時代、花人間のモデルとなったことをきっかけに、フラワーアーティストへの道を選んだという。

 モデルにはプロモデル5人のほか、一般公募した10人が参加した。10月にSNSでオーディションへの参加者を募集したところ、100人の応募があったという。オーディションでは「この人ならこういう作品にしたい」とイメージを思い描きながら10人を選出した。

 そのほか、書道家の竹丸沙織さんが各作品の作風に合わせてタイトル文字を描き、華道アーティストによる生花も展示、花で埋め尽くしたアーチの撮影スポット、オリジナルTシャツなどの販売コーナーも用意する。

 「会場は型破りな部分もあるが、ゼロからイチを作り出す新しいチャレンジを楽しんでほしい」と重久さん。「期間中は全日在廊しているので、撮影方法や作品への思いなど、いろいろ聞いてもらえれば」とも。

 開催時間は10時~18時30分(入場は閉場30分前まで)。入場料は、大人=2,400円、大学生・高校生=1,100円、中学生=600円、小学生以下無料。12月13日は休館日。12月25日まで。

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