いちき串木野市・日置市で2月25日、6つの焼酎蔵を専用バスで巡るイベント「焼酎ツーリズムかごしま2023」が開催される。
主催は鹿児島県酒造組合ほか。2016(平成28)年に地域おこし協力隊として山梨から鹿児島に移住した小林史和さんが企画した。鹿児島の焼酎に引かれて移住したという小林さんは「山梨の循環バスでワイナリーを巡る手法が鹿児島にも向いているのでは」と思い、山梨の専門家の助言も受けながら企画を進めたという。
当日はJR市来駅と伊集院駅の2カ所を発着する専用の巡回バス(乗り放題)を運行。各焼酎蔵では、蔵の見学や造り手との対話のほかテイスティングができる。参加者には焼酎蔵と地域の案内冊子、バス時刻表、ルートマップを事前に送付し、当日の蔵巡りの計画が立てられるようにする。
バスは市来駅を出発し、濵田酒造(大和桜酒造・白石酒造)、田崎酒造、江口蓬莱館を巡り、小正醸造で乗り換えて西酒造に向かうルート、伊集院駅を出発し、西酒造、小正醸造を巡り、江口蓬莱館、田崎酒造、濵田酒造を経て市来駅へ戻るルートなどがある。
実行委員会代表の小林史和さんは「蔵の周辺は自然も豊か。芋焼酎が造られる風土の中で、造り手との対話やテイスティングを存分に楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
チケットは7,700円。乗り放題バスチケット、ガイドマップのほか、特典として当日試飲用お湯割りグラス、グラスを収納できる大漁旗をリメークしたホルダーも含む。参加対象は20歳以上。定員は200人。専用サイトからの事前申し込みが必要。2月17日にはオンライン相談会も行う。
開催時間は9時~17時。