「菓子家ブラウン」（鹿児島市紫原、TEL 099-296-1813）が4月8日、オープンした。

商品の例

　経営は「Three ＆ Company」（紫原）。チーズケーキ専門店とコラボしたクッキーサンドなど、写真映えや若者を意識したスイーツ商品を展開する同社。紫原で25年間営業し、昨年末に閉店した菓子店「薩摩じねんや」の事業を継承し、「菓子家ブラウン」として再スタートした。

　店舗の厨房で作り、出来たてを販売するテイクアウト専門店。店名は奄美大島産のきび砂糖など未精製の砂糖（ブラウンシュガー）を使い、「自然でやさしい甘さ」に仕上げることに由来する。

　スイーツは2種類を用意し、仏ロレーヌ地方の修道院で生まれたという焼き菓子「ヴィジタンティーヌ」（1個220円）、薩摩じねんやの「花林糖饅頭（かりんとうまんじゅう）」をリニューアルした「かりんとう饅頭」（1個130円）がある。かりんとう饅頭は同社社長の佐々木亮さんが「ファンの一人として復活させたい」と製造方法はそのままに、「原料をブラッシュアップしてよみがえらせた」という。生地には喜界島産の黒蜜を練り込み、中のこし餡（あん）には北海道産小豆、揚げ油には米油を使う。

　「出来たてならではの風味を楽しんでもらえれば」と佐々木さん。「今後、ギフトやフレーバー展開など商品のバリエーションも増やしていく予定」とも。

　営業時間は10時30分～18時。火曜・水曜定休。