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志布志市民によるダンス動画が話題に-続くAKB48「恋チュン」ブーム

兄弟による志布志市の紹介から動画はスタート

兄弟による志布志市の紹介から動画はスタート

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 昨年末、制作費ゼロ、撮影期間4日で市長やゆるキャラ、老若男女も含めた志布志市民500人が参加したAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」ダンス動画がユーチューブ上で公開され、話題を集めている。

ノリノリの出演者

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 12月27日の公開初日は16時間で再生回数1万件突破と好調発進。7万件に近づく現在も、1日1000~1500件ずつ再生回数が伸びているという。もともと、市内の郵便局長・田浦天志さんらが夏から計画していた同プロジェクトは資金調達の壁に阻まれ頓挫。しかし県内他地域の動画の人気ぶりに、「負けず嫌い」な志布志市民の心に火が付き再度有志4人が立ち上がったという。すぐにフェイスブック上でコミュニティーを作成、参加や協力を呼び掛けた。

制作はすべてボランティア。片手間に本業の仕事をしながらの制作で強行スケジュールとなったが、市民の快い協力により撮影はスムーズに行われた。市内の映像制作会社スタジオフィルスの高橋健太郎社長は「制作を通して、あらためてこの街をいとおしく思うようになった」と振り返る。

 「フェリーさんふらわぁ」の前で踊りを披露した志布志貨物の吉村望和さんは「比較的年配の社員が多く、積極的に参加してもらえないのではという不安もあったが、いざ声を掛けてみると皆、楽しんで参加してくれた。社内の雰囲気も大変良くなった」と満足げ。こうへい写真館の宮ヶ原耕喜さんは「年齢性別関係なく市民が参加したとても意義のある動画。こうした取り組みは街を元気にする」とコメントする。

 AKB48の公式チャンネルへの登録申請については現在返信待ちとのこと。動画公開後、市民から「参加したかった」「パート2希望」などの声が多く寄せられ、2月にはパート2の制作を予定。パート1を超える規模とクオリティーのものを制作しようと、シャッター街となった商店街を歩行者天国にするという構想で進めているという。

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