さとのば大学を運営する株式会社アスノオト(代表取締役:信岡良亮、所在地:東京都千代田区、以下当社)は、鹿児島県枕崎市(枕崎市長:前田 祝成)および一般社団法人地域商社推進機構(代表理事:下竹重則、所在地:鹿児島県枕崎市)と地域社会の活性化および関係人口の創出を目的とした連携協定を締結いたしました。さとのば大学の地域留学先である全国14地域では、地元企業や団体と連携し学生を支援していますが、自治体としての連携協定締結は初となります。今後、地域の持続可能な発展を支える人材を育成し、枕崎市の地域経済活性化および新たな関係人口の創出することを目指します。

人口減少や若者の都市部流出といった課題を抱える地域社会において、地域外の多様な人材とつながる“関係人口”の創出や、地域課題をともに考える教育・交流の機会が注目されています。
枕崎市は、さとのば大学が連携する「地域留学先」の1つであり、一般社団法人地域商社推進機構と共に、学生のサポートや地域課題解決に向けた協働を重ねてきました。
実際に、2024年度には、さとのば大学旅する大学コース(4年制)の1名が枕崎市に1年間滞在し、地域の人々と関わりながら、名産である枕崎茶を使ったプロジェクト等に挑戦しました。また、高校生・大学生を主対象にした2泊3日の地域留学体験プログラム「Learning Journey」を通して、全国から若者が地域の魅力や課題にふれ、学ぶ機会を提供してきました。
今回の協定締結は、こうしたこれまでの実績を踏まえ、今後さらに地域活性化および関係人口創出に向けた取り組みを加速させていく新たな一歩となるものです。教育と地域づくりを結ぶ取り組みを広げ、未来につながるまちの姿を地域内外の人々と共につくっていくことを目指します。
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さとのば大学生の「地域留学先」として地域での暮らし・学びを支援1年単位で滞在する学生が、地域での学びを深める学習プログラム設計・実施や、地域住民との交流の機会創出など、地域での実践的学びをサポートします。
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学生の学び×地域貢献となるプロジェクト創出学生のインターンシップ等の受入先となる地域事業者・団体とのマッチングを支援を行い、学生と地域をつなぐと共に、地域活性化や新規ビジネス創出につながるプロジェクト支援を行います。
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活動発信と関係人口増加促進スタディツアーなど関係人口増加につながるプログラムの企画実施や、対外的な発信による更なる関係人口の増加促進に貢献します。



この協定を契機として、地域に学びに来る学生たちと地域住民が関わりながら学ぶプロジェクト型の学びを支援する体制を強固にすると共に、次世代の地域リーダーや持続可能な地域社会の担い手の育成を目指します。当社としては、今後、他地域とも連携を進め、「プロジェクト型の学び×地域づくり」の新たなモデルを全国に広げていきます。

枕崎市は、薩摩半島の南西端に位置する南薩摩地域の中核都市であり、単独漁港としては全国初の開港 指定を受けた有数の港町です。水産加工業・漁業が基幹産業となっており、鰹節生産量は日本一です。 農業も盛んに行われており、活力ある地場産業を中心に発展してきました。 観光資源としては、本土最南端を走るJR指宿枕崎線の始発・終着駅「枕崎駅」、昔ながらの本 格焼酎づくりの技を現在に伝える「薩摩酒造 明治蔵」、新鮮な海産物や地元の特産品が並ぶ「枕崎 お魚センター」、薩摩半島随一の雄大な景観を誇る「火之神公園」などが挙げられます。
枕崎市:
https://www.city.makurazaki.lg.jp/

2020年4 月に設立された地域商社まくらざきは、現在「地域商社推進機構」として商号を変更しました。「NEXT Challenge」というビジョンのもと、自らが先頭に立ち地域課題に挑戦することで、地域の未来を 形作る懸け橋となることを目指しています。地域には多様な課題が存在しますが、これらは隠された宝の ようなものかもしれません。私たちはこの宝を磨き上げ、地域と共に共創していきます。
2023年度よりさとのば大学地域留学先の1つとして学生の受入やプログラム実施行う。
地域商社推進機構:
https://localxpride.jp/
■地域を旅する大学「さとのば大学」について<
https://satonova.org/>
日本全国4つの地域に1年ずつ暮らしながら、自分で立てたテーマに現地の人々と共に取り組む「プロジェクト学習」と、地域共創領域のトップランナーである講師陣や在校生と学び合う「オンライン学習」を行き来しながら学ぶ、新しいスタイルの大学。自らのプロジェクトを軸に学びを展開する「プロジェクト・センタード・アプローチ」を通して、「自分らしく社会と関わり、仲間と共にほしい未来を自分たちの手で創る」ことができる未来共創人材の育成をめざす。
2019年に社会人向けの市民カレッジとして設立し、2021年からは通信制大学とのダブルスクールで学士の取得を目指せる四年制プログラムもスタート。先進的で特色のある地域づくりを行っている15の地域と連携しながら、多彩な学びの環境づくりを進めている。現在、4年制の「旅する大学コース」の他、10か月の「ギャップイヤーコース」、地域おこし協力隊などを主対象とした「マイフィールドコース」(オンライン講義のみ)を展開。
◎連携地域
北海道名寄市、秋田県五城目町、宮城県女川町、福島県南相馬市、石川県加賀市、石川県七尾市、埼玉県横瀬町、長野県長野市、岐阜県郡上市、京都府内各地、島根県海士町、岡山県西粟倉村、徳島県三好市、鹿児島県枕崎市(2025年8月時点)
◎書籍出版
これからの時代を共に創っていくための学びのあり方を考える書籍を刊行。(2024/04)
「学び3.0―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦―」
https://satonova.org/archives/news/240326
■株式会社アスノオトについて
島根県海士町での活動で知られる株式会社風と土と(旧:株式会社巡の環)の共同創業者である信岡良亮が、地域と都市の新しい関係作りのために 2015 年に創業。 都市と地方、経営者と従業員、生産者と消費者といった対立関係を協働関係に変える相互理解支援を、企業研修を通じて行ってきました。現在は地域を巡り仲間と共に学び合う「さとのば大学」を主催、運営しています。
会社名: 株式会社アスノオト(英文社名:asunooto.co.,ltd.)
設 立: 2015年5月22日
資本金: 3,200,000円
代表者: 代表取締役 信岡 良亮
所在地: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21
事業内容: 人材育成・教育事業ICTを含めたコミュニケーション・コンサルティング都市と地方、経営者と従業員、生産者と消費者といった対立関係を恊働関係に変える相互理解支援
コーポレートサイト:
http://asunooto.co.jp/