プレスリリース

デジタルダイナミック、鹿児島県薩摩川内市「入来工業団地」の分譲交渉者に選定

リリース発行企業:デジタルダイナミック株式会社

情報提供:

デジタルダイナミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:根来 実、以下「当社」)は、鹿児島県薩摩川内市が公募した「入来工業団地分譲」において、当社の提案が評価され、2025年11月25日付で事業予定者(交渉権者)として選定されましたことをお知らせいたします。
当社は、総務省「データセンター等の地方分散によるデジタルインフラ強靭化事業」の間接補助事業者として採択されており、本用地取得により「分散型AIデータセンター九州リージョン」の構築を本格化させます。



■本件のポイント
1.薩摩川内市より選定:薩摩川内市入来工業団地(計4街区、約3.5万平方メートル )の分譲交渉者に選定。
2.「GB300 NVL72※」規格への対応:次世代ラックスケールデザイン「GB300 NVL72」規格の超高密度GPU運用に対応した最先端データセンターを構築。
3.地方分散と強靭化:首都圏への一極集中リスクを回避し、九州エリアにおけるAI計算資源の核心拠点を形成。
■ 用地取得と計画の概要
今回選定された用地は、鹿児島県薩摩川内市の入来工業団地内の4街区(2街区、7街区、8街区、9街区)で、合計敷地面積は約35,000平方メートル となります。
当社は本用地において、生成AIの開発・運用に不可欠なGPUサーバーを高密度に実装できる次世代データセンターを建設します。

■次世代の運用規格に広く対応したインフラ構築
本プロジェクトの最大の特徴は、AI半導体の進化に即応した設計思想です。特に、発熱量が飛躍的に増大する次世代ラックスケールデザイン「GB300 NVL72※」規格など広範囲の設備搭載を見据え、従来の空冷方式に加え、高効率な液冷(Liquid Cooling)システムを全面的に採用する予定です。
最新鋭のAI計算資源を安定的かつ低消費電力で運用することによって、国内のAI開発事業者へ世界最高水準の計算環境の提供を目指します。

【計画概要】
建設地:鹿児島県薩摩川内市 入来工業団地
敷地面積:約35,000平方メートル (予定)
受電容量:最大で19MW規模で計画進行
設備設計:「GB300 NVL72」など最新式のGPU運用に対応した冷却システム・環境設計・ラックデザイン
■ 今後の展望
当社は、薩摩川内市との詳細協議を進め、早期の着工と稼働を目指します。本センターは、九州全域のデジタルインフラを支える「九州リージョン」の中核施設として機能するだけでなく、関連企業の誘致や高度IT人材の雇用創出を通じて、薩摩川内市および鹿児島県経済の活性化に貢献してまいります。
■ 分散型AIデータセンター九州リージョン薩摩川内DCについて
当社は、生成AI時代の計算需要に応え、デジタルインフラの強靭化(レジリエンス向上)と地方分散を推進するため、本データセンターを構築します。本事業は地域経済の活性化にも寄与するものです。 プロジェクトの推進にあたっては、各分野の専門企業と強固な連携体制を構築しています。構築にあたっては、株式会社イオレと連携し、最新GPUの評価・選定・獲得戦略の加速およびAIデータセンター活用の具体的なユースケース開発を推進します。また、WOODMAN株式会社には、GPU/HPC基盤の導入から施設構築までのワンストップ支援を受け、電力・熱効率を考慮した設計と一括管理による効率的な構築を実現します。さらに、株式会社トゥモロー・ネットとの協力により、高密度GPUサーバーの安定稼働に向け、ハード・ソフト両面のトラブルに対応する迅速かつ適切な保守・運用体制を確立してまいります。

※GB300 NVL72
AI学習・推論共に、主に8個のGPUをサーバーに結合されることに対し、72 個の NVIDIA Blackwell Ultra GPU と 36 個の Arm(R) ベースの NVIDIA Grace(TM) CPU を統合した、完全液冷式の次世代のラックスケールデザイン。推論モデルにおいて、NVIDIA Hopperアーキテクチャと比較し50 倍の出力を実現。
参考:https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/gb300-nvl72/

■デジタルダイナミック株式会社について
代表者:代表取締役 根来 実
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
設立:2024年4月18日
URL:https://digital-dynamic.co.jp

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