鹿児島のインテリアショップ「SAKODA与次郎店」(鹿児島市与次郎)に7月13日、「蔵元八義」の天然氷を使ったかき氷店が期間限定で鹿児島初出店した。
蔵元八義は山梨県北杜市にあり、道の駅で1日1000杯を販売している人気店。同店で使われる天然氷は、南アルプスの八ヶ岳の天然水を使ったもの。天然氷は、冬場に作った氷を「氷室(ひむろ)」に貯蔵したものだが、昭和初期には全国に100軒近くの氷室があったが、現在残るのは5軒のみ。2週間から20日かけて作る天然氷は数に限りがあり、昨年は10月の半ばに氷が無くなった。
9種類のかき氷を用意するSAKODA与次郎店ではオープンから3日間で300杯を売り上げたという。商品は「生マンゴー」(1,100円)、「生イチゴ」「生メロン」「生キウイ」「生レモン」(以上950円)、「抹茶あずき」「はつゆき(練乳あずき)」「ティラミスフロマージュ」「黒蜜きなこ」(以上850円)。「生イチゴ」「生マンゴー」「生メロン」「生キウイ」「生レモン」は国産のフルーツを使い、生果肉が残るよう同店で生搾りする。「生イチゴ」「生マンゴー」は数量限定。
かき氷を提供する田原信一郎さんは「天然氷で作るかき氷は素材の味を引き立てるので、新しい感覚を味わえる。ティラミスは、ケーキを食べている感覚になる」と話す。SAKODA営業部販促企画の青山美保さんは「家具の買い物は長時間になることが多いので、一休みする時に冷たいかき氷を食べてゆっくりしてほしい」と話す。
営業時間は10時~18時(生ソースが売り切れ次第終了)。10月31日まで。