鹿児島市都電停近くの日本茶専門店「すすむ屋茶店」(鹿児島市上之園町)が7月7日、かき氷のテークアウトを始めた。
同店は鹿児島で100年続く製茶問屋より派生した日本茶専門店の本店で、東京・自由が丘と渋谷・神宮前に支店を持つ。生産地、鑑定、焙煎(ばいせん)にこだわり、茶葉の個性を生かしたオリジナルの日本茶を取りそろえている。
喫茶室も併設し、「お茶本来の味わいを楽しめるかき氷」を毎年、夏の定番メニューとして提供してきた。以前よりテークアウトの要望があったこともあり、「新型コロナ対策の一環として、また、手軽に楽しんでもらえるようにという思いから、かき氷のテークアウトを始めた」と店主の新原陽子さん。
「すすむ屋特製かき氷」は2種類を用意する。いずれもシロップはシンプルで、「余計な材料は一切使わない」。「抹茶かき氷」は京都産の濃茶を使う。「湯の温度や溶かし方、手際の良さにこだわった製造法で、抹茶本来の風味と濃厚さが味わえる」と言う。「ほうじ茶かき氷」(以上、税別750円)は鹿児島県産の一番茶のみを使う。葉と茎の部分をそれぞれ焙煎しブレンドしたシロップを使うことで、「香ばしい香りとすっきりとした味わいが特徴。シンプルに味わってもらえるよう、純氷をフワフワの食感に削っている」という。
新原さんは「日本茶専門店のかき氷は本格的と喜んでもらっている。9月末までの販売予定。ぜび手軽に楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は10時~18時(喫茶は17時45分まで)。水曜定休。