鹿児島の濵田酒造(いちき串木野市)が現在、島津豊久公を主人公にした漫画「ドリフターズ」とのコラボ梅酒を本数限定で販売している。
今年は豊久公の生誕450年であり、同社の焼酎蔵「薩摩金山蔵」の開業15周年であることから、今回のコラボが実現した。
いちき串木野市で生まれた戦国武将の島津豊久は、関ケ原合戦で「敵中突破」したことで有名な武将・島津義弘のおいであり、伯父を薩摩へ帰還するよう説得し、退路を作るため自ら盾となって戦い討ち死にしたといわれている。
「ドリフターズ」では関ケ原合戦で瀕死となった豊久が森をさまよう中、エルフやオークのいる異世界に送られて復活し、織田信長や那須与一と出会い共に戦う姿を描いている。アニメ化もされ、Netflixなどでも視聴できる。
ラベルに「ドリフターズ」のイラストをあしらった今回の梅酒は7月1日、同社ECサイト「Shochu.Life」で販売開始した。「鹿児島県産の南高梅を使った、本格芋焼酎と黒糖で仕込んだ金箔(きんぱく)入りの梅酒で、口の中に余韻が残る黒糖の香りと濃厚な味わいが魅力」と担当の日置繕乃さん。
「これからの時期は氷を入れてロックで、透明なグラスの中で金箔が舞う様子も目で見て楽しんでほしい。豊久公が誕生したこの串木野の地で造った金箔入り梅酒を飲みながら、薩摩のサムライの熱き思いを感じてもらえれば」とも。
価格は1,760円。