指宿市出身のお笑い芸人、久保遥さんを起用したウェブ動画「読めない、指宿」を7月、指宿市が公開した。
動画は、県外に向けて指宿市の魅力を伝えようと制作した。「指宿(いぶすき)」の名が県外の人にはなかなか読めないことをオリジナルソング化し、ラップ調でテンポのいい曲調に乗せている。
その曲に合わせ、久保さんが「砂に埋もれる温泉」「回るそうめん」「1月に咲く菜の花」「生産量日本一のそら豆」など、指宿を代表するような観光スポットや特産品を「予想外のサプライズがある、わくわくする指宿」としてダンスや合成画像などを混じえながらコミカルに表現している。
指宿市担当者は「当初、絵コンテを見た時には、市がこんなものを作って大丈夫だろうかと少々不安になったが、とにかくインパクトのある面白いものにしてほしかったので、変更せずそのままお願いした」と振り返る。
昨年撮影し完成していたが、コロナ禍の影響を受け公開を延期していた。「動画をこのタイミングで公開すべきか思い悩んだが、動画を見てもらうことで地元の方だけでなく、日本全国の方にも少しでも笑顔になっていただけたらという思いで公開することにした。『指宿市って楽しそうだな』と思っていただき、今後の旅行先リストに入れてもらえれば」と視聴を呼び掛ける。