姶良・蒲生町にまき窯焼きのピザやカレーの店「chata cafe(チャタカフェ)」(姶良市蒲生町)がオープンして2カ月がたった。
道路を挟んだ向かいにあるパン店「BAKERY chata(ベーカリー チャタ)」が本店で、オーナーの東元憲太郎さんは「姶良出身なので、蒲生町を訪れる機会が多かった。自然豊かでのんびりとした雰囲気が気に入り、店を開業するに至った」と話す。店名は東元さんの学生時代のあだ名「チャタロウ」に由来する。
「まき窯で焼くピザをやってみたいと思っていた折、本店向かいの古民家が空いた」のがきっかけで、築90年の古民家をカフェに改装し、8月1日にオープンした。東元さんも解体からリノベーションには携わり、店内の壁には古民家にあった材木を正方形に切って貼り込み、まきのストック置き場も作ったという。
1階にはテーブル席が並び、ロフトには座敷1間とテーブル席1卓。テラスには食事もできるという切り株の火鉢1つを置く。「ロフトでは小さな子どもの目線の高さから、ちょうどピザを作っているところが見える」と東元さん。
「まきのほとんどは、自分でまき割りして数カ月間乾燥させたもの。開店の2時間ほど前からまき窯にくべて火をおこしている。高温のまき窯に入れて短時間で焼き上げることで中はもっちり、外はサクッとしたピザ生地に仕上がる」とも。
まき窯ピザランチの「お薦め」は、トマト、バジル、モッツアレラがのった「マルゲリータ」(850円)。そのほか「チーズ蜂蜜」「ジェノバ」、オーナーの気まぐれで具材が変わるという「カプリチョーザ」(以上1,050円)、マヨネーズ、コーン、ツナがのった「こどもピザ」(500円)などがある。
ピザのほか、青唐辛子の辛さをココナツミルクでマイルドに仕上げた「グリーンカレー」や、塩こうじで揉んだ鶏肉を使った「辛くないので子どもでも食べられる」という「バターチキンカレー」(以上900円)もある。ピザやカレーはテークアウト(単品)にも対応。
東元さんは「この店が蒲生町を盛り上げる一つのきっかけになれば。休日には遠方からのお客さまもいらっしゃってうれしい。焼きたてピザを味わいながら、自然の美しいこの町に癒やされに来てもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~15時。月曜・火曜定休(変更の場合あり)。駐車場7台。