鹿児島・産業道路沿いの「寿司まどか 卸本町店」(鹿児島市卸本町)が、「からあげもも太郎」を併設した「お持ち帰り専門センター 卸本町店」にリニューアルして間もなく2カ月がたつ。
康正産業(与次郎)が経営する同店は9月12日に再オープンした。コロナ禍でテークアウトの需要が増え、「自宅や会社を『新しい食空間』にしようと業態転換に取り組んだ」と、営業企画担当の上拂ゆかりさん。以前は回転ずしだった店の工事を始めてから11日間でオープンしたという。回転ずしのレーン自体はそのまま残し、「すしを握っていたスタッフが、現在は唐揚げも揚げている」と話す。
すしは鮮度にこだわり、注文が入ってから握る。大勢で食べられるような「スペシャル盛り」(4~5人盛り、7,200円」や「雅(みやび)」(4人盛り、5,600円)、「上にぎり」(同7,000円)が人気だという。
「からあげもも太郎」の唐揚げは「手のひらサイズ」の大きさと「ガッツリ感」が特徴。鶏のもも肉だけを使い、1個、2個ではなく1枚、2枚と数える。一番ダレには「隠し味」として「生(き)揚げ醤油(しょうゆ)」も使っている。看板メニューは、ご飯が付いた「からあげ弁当(塩のみ、またはしょうゆのみ)」(4枚入り、600円)や、甘酢ダレを絡めた唐揚げにタルタルソースをのせた「チキン南蛮弁当」(3枚入り、730円)。
持ち帰り専門となったことで立ち寄りやすくなり、客足も増えたという。「ふたを開けて唐揚げの大きさに驚く方もいる。ご飯と相性のいい味つけにしているので、夜のおかずにも利用いただければ」と上拂さん。「コロナの時代にも笑顔あふれる食空間を提供していきたい」とも。
営業時間は11時~21時。駐車場は20