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鹿児島の学生団体が桜島大根700本栽培 オンラインで販売

収穫された桜島大根

収穫された桜島大根

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 鹿児島の学生コミュニティー「アスノタネ。」が現在、収穫したばかりの桜島大根をオンライン販売している。

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 「農業で人と人をつなげる」を掲げて活動する同団体。以前から農業を手伝っていたメンバーの一人が、人手が必要な収穫期に友人を連れて行ったことがきっかけで、その後も学生が手伝いに行くようになったという。「70歳ぐらいの方が一人で畑の管理をする姿を見て、私たちも何か手伝えないだろうかと考え、学生・社会人を問わず多くの人が畑に来る仕組みづくりとして当団体を始めた」と代表を務める鹿児島大学農学部4年生の日置一心さん。

 「桜島大根や桜島小ミカンの収穫期となる12月~2月は週2回ほど、複数の学生を集めて農家の手伝いを行っている。他の時期もさまざまな農作業の手伝いを行っており、今まで農作業に参加した学生や社会人は50人近くに上る」とも。現在、活動資金や桜島大根を使った加工品の開発資金を募るクラウドファウンディング(Campfire)も行っている。

 販売中の桜島大根は、鹿児島市桜島町の畑で同団体の学生8人が育てたもの。昨年9月に700本ほどを植えたという。「桜島大根は煮崩れしにくいので、ぜひ料理にも活用してもらえれば」と日置さん。「ニンニクしょうゆに漬け込んでから、片栗粉をまぶして油で揚げれば唐揚げとして、大根をゆでてからミキサーにかけ、牛乳か豆乳で伸ばし塩コショウで味を調えればポタージュスープとして楽しめる」とも。

 2月7日には「ファームランド櫻島」(鹿児島市桜島白浜町)での収穫体験や、「カフェしらはま」(同)など白浜地区の飲食店で桜島大根を食べるイベントも予定している。

 価格は4,500円。1個当たり約7キロ。送料無料。

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